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ドイツ・マインフランケン劇場『ANATEVKA』(振付担当)開幕!

10月5日から11月26日の約2ヶ月、ドイツ・ヴュルツブルクに滞在し、マインフランケン劇場製作ミュージカル『ANATEVKA(屋根の上のヴァイオリン弾き)』の振付を担当いたしました。この劇場には4年前、オペラ『NIXON IN CHINA(中国のニクソン)』の振付に伺った以来の再訪。嬉しい再会と刺激的な新しい出会いに溢れる日々でした。

再びこの劇場に呼んでいただけたことの喜びとプレッシャー、どちらも大きくて毎日毎日緊張して瞳孔開きっぱなしで過ごしていました。毎日ワールドカップの試合中、という感じ。(滞在中にW杯が行われていましたし。)

その甲斐あってか、非常に手応えを得ることが出来ました。踊りが、歌手をダンサーを舞台を、震わせていると感じられました。ソリストの皆さん、合唱団メンバー、ダンサーたち、子役の子どもたち、50名近い出演者のダンスシーンをコツコツ創ってはお渡しし、ダンサーのみんなとは一緒に創作も行いました。

「踊っていて楽しい!」そう言われるのが凄く嬉しかったです。

この手応えはひとえに、踊り心ある歌手の皆さん、演技心あるダンサーのみんな、フィーリングで分かり合えた子どもたち、面白がってくれたスタッフの皆さんのおかげです。

英語が十分に話せないので、私の言葉は「Yoglish (Yo+English)」と呼ばれていました。踊りと私を全身で受けとめてくださった皆さんに、心から感謝しています。

そして『ジューリオ・チェーザレ』『NIXON IN CHINA』に続き『ANATEVKA』に呼んで菅尾さん、ありがとうございます。

菅尾さんが創る舞台は面白い!オペラに関わるようになって、日本でもドイツ滞在中でも、オペラやミュージカルを観るようになりましたが「やっぱり菅尾さんの舞台、一人一人が活き活きしてて面白いな〜、これって稀有なことなんだな」と感じます。


またこの仲間で、この劇場で、この国で、踊りを創ることができるよう頑張ります。


It's all thanks to wonderful singers, great dancers and super staff⭐️


at Mainfranken Theater Würzburg, on 26. November 2022〜

Conductor: Carlo Benedetto Cimento

Stage Director: Tomo SUGAO(菅尾友)

Set Designer: Momme Hinrichs

Costume Designer: Gisa Kuhn

Lighting Designer: Ingo Jooß

Choreographer: Yo Nakamura(中村蓉)

Chorus Master: Sören Eckhoff

Dramaturgy: Berthold Warnecke

& wonderful singers and great dancers


劇評が載りました!

①地元紙Mainpost

〈Spektakuläres Bühnenbild und eindrucksvolle Choreografien〉のリード文と共に場面の詳細を挙げながら「非常に印象的な振付」と書いて頂きました。 "Yo Nakamura liefert äußerst eindrucksvolle Choreografien, zum Beispiel mit der Tanzcompagnie in der Hochzeitsszene. Die Ereignisse überschlagen sich hier mit den Tanzenden, Körperbeherrschung und Ausdruck sind gefordert. "

O-Ton

ダンサーの表現力を讃えて頂きながら「舞台上で生命の渦を巻き起こす振付」との記載

O-Ton"Die wüst tobende Geister-Gesellschaft erhält durch schauerliches Äußeres und heftige, wilde Bewegungen der Tänzer der Würzburger Ballett-Compagnie eindrucksvolle Wirkung. Dafür sorgt die geschickt eingesetzte Choreografie von Yo Nakamura, die auch sonst wirbelndes Leben auf der Bühne erzeugt; "


「ユダヤの伝統と現代のダンスを組み合わせた想像力に富んだ振付」 「ソリストと合唱団に驚くほどダンスの才能があるため、プロダクションに巧みに統合されています」 歌手の方々、本当に踊り心に溢れてる!

“Zum Ensemble auf der Bühne gehört auch die Tanzkompanie des Mainfrankentheaters Würzburg. Yo Nakamuro hat für sie in den Tanzszenen sehr fantasievolle Choreographien entwickelt, die jüdische Rituale mit modernen Tänzen verbinden. Diese sind geschickt in die Inszenierung eingebunden, was auch daran liegt, dass das Gesangs- und Komparsenensemble überraschend tanztalentiert daherkommt.”


来年2023年も上演される予定です。ドイツ、ヴュルツブルクにいらっしゃる機会がありましたら、ぜひご覧くださいませ!







Photos by Thomas Obermeier


Photo by Nik Schölzel


初演後のパーティーにて、奢ってもらったお酒が旨すぎる...。

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